認知症疾患医療センターについて
平成30年10月1日から兵庫県より指定を受け、認知症疾患医療センターを開設いたしました。
保健・医療・福祉・介護の各機関との連携を図りながら、認知症疾患の鑑別診断とその初期対応、専門医療相談等を実施しています。
また、地域の支援機関スタッフ等に研修を行い、認知症疾患を持ちながらも安心して地域生活を送ることができる体制づくりをしていきます。
こんなことありませんか?
- 同じことを何度も言ったり、聞いたりする
- 財布や通帳、鍵などを失くしてしまう
- 大切な物を人に盗まれたと疑う
- 新しいことが覚えにくくなった
- 料理や片づけなどをしなくなった
- いつも歩きなれた道なのに迷う
- つまずいたり転んだりするようになった
- 季節に合わない服装をしている
- ささいなことで怒りやすくなった
- 介護ケアのことで悩んでいる
認知症とは?
高齢化が進み、認知症高齢者の数も年々増加しています。
認知症とは、何らかの原因で脳の働きが悪くなったために記憶・理解・判断など様々な脳の機能障害が起こり、日常生活に支障が生じている状態を指します。
早期に診断や適切な医療を受けることで、認知症の進行を遅らせることができる場合や症状や行動への早期対応ができるようになります。
センターでできること
- 専門医療相談 認知症にかかる相談や介護ケアについての相談
- 認知症疾患の鑑別診断 診察や各種検査による診断
- 身体合併症、認知症周辺症状への対応 一般科病院との連携や治療
- 認知症疾患医療連携協議会の開催 保健・医療・福祉・介護の各機関との連携等
- 地域への啓発活動 健康相談や講演会などの実施
鑑別診断ってどんなことをするの?
診察、心理検査(記憶力、情報処理能力、判断能力など)、画像検査(CT、MRI、SPECTなど)により、認知症かどうかの鑑別、認知症の場合はその診断を行います。また、鑑別診断の結果、今後の治療方針について相談していきます。
取り組み
もの忘れ外来
明石こころのホスピタルでは、もの忘れ専門外来を開設しています。
もの忘れ外来は、もの忘れが目立ち「認知症が始まったのではないか」と心配なさっている方やその家族様のための専門外来です。
もの忘れは認知症の最も基本的な症状の一つです。その人のもの忘れが自然な老化によるものか、病的なものなのかを識別鑑別し、その症状に応じた適切な治療を行います。患者様とご家族様が一日も早く穏やかな生活が送れることを第一に心掛け診療を行っています。
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認知症に特化した病棟
2021年8月より明石こころのホスピタル「サラモーレ病棟」は新病棟「西館」へ新築移転いたしました。
西館には認知症に特化した病棟があり、認知症に伴う周辺症状(夜間せん妄・拒食・暴言・暴力・徘徊・不安・不眠など)で日常生活が困難な患者様に薬物療法や心理教育プログラム、作業療法などを行い早期の回復を目指します。
また、多職種が連携しチーム医療の推進により患者様の退院に向けてのサポートを行います。
病床数
西館2病棟:30床
西館3病棟:48床
対象疾患
・アルツハイマー型認知症
・前頭側頭型認知症
・レビー小体型認知症
・脳血管性認知症 等
※認知症疾患の鑑別診断と初期対応、専門医療相談等も お受けしています。
重度認知症デイケア
専門的なプログラムのもと、日中様々な活動を行うことにより情緒の安定、心身機能の改善、生活リズムの改善を図り日常生活に適応できるように援助する医療保険で行うデイケアです。
ご家族の方には介護から解放される時間を提供することで精神的、肉体的負担を軽減し在宅介護を継続できるように支援をさせていただきます。
お問い合わせ・ご相談
認知症疾患医療センター直通ダイヤル | TEL:070-5261-7419 受付時間:月~金 8:30~16:30(祝日・盆休・年末年始を除く) |
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地域医療連携課直通ダイヤル | TEL:078-923-0879 受付時間:月~土 8:30~16:30(祝日・盆休・年末年始を除く) |
上記以外でお急ぎの受診・入院相談 | TEL:078-923-0877 FAX:078-923-8262 |