Vice-President

副院長ご挨拶

この度、令和5年4月1日より副院長に就任致しました。

長年、児童思春期の精神疾患を専門として、多くの子どもたちのこころの診療に携わってまいりました。
近年は発達障害と診断される子どもの数が増え、中高生の自殺や、児童相談所での児童虐待相談対応件数は増加傾向にあります。
精神疾患は子どもから高齢者まで種々の年齢層でみられるものですが、実はその多くは10代からはじまります。
ですが、我が国の子どものこころの問題への治療環境は充分ではありません。
特に入院の受け皿となる「児童思春期精神科病棟」を有する病院数は全国的に少ないのが現状です。

当院では、以前から児童思春期外来を設置して治療を行ってまいりましたが、より専門的な医療の実践を目指し、令和3年8月に児童思春期精神科病棟を開設しました。
病棟はもちろん治療の場ですが、短期間でもそこは子どもたちにとっての育ちの場でもあります。
専門性を生かした治療アプローチを行うだけではなく、多職種が一人の大人として関わることが非常に重要です。
子どもたちにとって職員が良いモデルになれば、病院全体が治療の場としてさらに機能すると考えています。

私たちは、子どもたちが地域で健やかに育ち、元気に生活していけるように尽力していきたいと思っております。
今後ともどうぞよろしくお願い致します。

 

副院長 泉本 雄司

副院長

副院長ご挨拶

当院は1931年(昭和6年)の開設以来、90数年にわたり地域に根ざした精神医療を行ってきました。精神科医療は私が携わってきた約30年の間にも大きく変化しています。

2011年厚生労働省は、これまで「4大疾病」と位置付けて重点的に対策に取り組んできた「がん」「脳卒中」「急性心筋梗塞」「糖尿病」に、新たに「精神疾患」を加えて「5大疾病」として重点的に対策する方針を決めており、患者数は精神疾患が約420万人と最も多いそうです。

このように精神疾患は特別なものではなく、身近に起こりうる疾患であるということを、まず医療者が理解していくことが大切だと感じています。

当院も「入院医療中心から地域生活中心へ」という大きな流れのなか、救急病棟、急性期病棟の施設基準取得に力を入れてまいりました。

また、デイケアやデイナイトケア、訪問看護の充実や、自殺対策事業にも取り組んでいます。
誰にでも身近に起こり得る精神の病について、きちんとした知識を持ち、障碍を持った方が地域で安心して生活できるよう、また地域の方の安心や支えになれるよう、これからも努力していきますので、よろしくお願い致します。

 

副院長 岡山 多寿

副院長

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