昔の思い出話。
「回想法」ってご存知ですか?
認知症の方々は、すぐ前の出来事は忘れてしまっても、過去の事はよく覚えておられます。
その過去の記憶を引き出し、共感することで高齢の方々のこころの安定を図ります。
また、懐かしい、楽しかったなどの思い出を蘇らせることで「こころの快」が生まれます。
そうすることにより、認知症の進行を遅らせることが出来ます。
今回使ったのは、お手玉、けん玉、おはじきです。
そういえば、私も昔遊んだことがありますよ^^
テレビゲームがなかった子供のころは、よく外であそんだっけ。
おはじきなどで実際に遊んでもらいながら、昔の記憶をたどっていきます。
楽しかった子供の頃の思い出。
昔の友達たち。
夕暮れ過ぎまで遊んで帰って怒られた記憶・・・。
様々な記憶がよみがえってきたようです!
今回は、私達作業療法士だけではなく、公認心理師にも入ってもらいました!
心理士のアドバイスをもらいながら、患者さんとのコミュニケーションを取らせて頂きました。
ほんの小さなことでも、患者さんの心に響いたり、また逆の効果となって現れたり。
人のこころって、本当に難しいですね。
これからも、多職種で連携し、よりよい治療が提供できるよう頑張ります!