夢と動物の関係性
明けましておめでとうございます。気がつけば新元号の令和も令和2年へと変わりましたね。本年も月1回は心理室ブログを更新していく予定ですのでよろしくお願い致しまします。さて、2年前にも軽く触れましたが今月のテーマは寝ている時に見る『夢の意味』です。心理学では夢について多くの研究がなされているのですが、今回はその一部をご紹介させていただきます。
夢には様々なキャラクターが登場すると思いますが、その中に『動物』が登場した事はありませんか?夢の中の動物には様々な意味が隠されており、自分自身や他者の側面、隠された欲求や願望、ある種の可能性の示唆、といった例が考えられます。具体例をいくつかご説明します。
①自身が動物になる=可能性の限界への挑戦、気力の充実、新たな課題への努力
②複数の動物が登場=無意識の挑戦欲求の高まり
③動物を食べる=食べた動物が持つパワーを取り込む
④動物の赤ちゃんの世話=自身の野生や直感力を育てる
⑤獰猛な動物の死=抱えていた問題の解決、新たな機会の訪れ
⑥動物が言葉を話す=自身に重要なメッセージを伝えたい
⑦動物を飼う=自身の欲望との付き合い方
⑧動物を助ける=愛情の高まり、人間関係の改善
⑨動物に追いかけられる=精神的に追い詰められている
⑩動物に襲われる=自身の攻撃性の高まり
上記以外にも動物が関連した夢はたくさん存在します。さらに、出てくる動物の種類、その動物に対する本人のイメージ、といった要素も関係しており、安易に意味を決めるものではないという考え方もあります。「夢って面白い」「夢についてもっと知りたい」と思われた方は夢に関連した書籍に目を通すとさらに幅広く考えられるかもしれません。今年の愛読書の一冊に加えてみてはいかがでしょうか?