天気と気持ちの相関関係
6月に入りましたね。本来なら梅雨の時期ですが、最近はゲリラ豪雨など不安定な天候
が増えたように思います。天気が悪いと気持ちが落ち込んだり、出かけるのが億劫になる
人も多いのではないでしょうか?今回はそんな雨に関連したお話をさせていただきます。
アメリカの心理学者であるカニンガムは雨に関係したある調査をしています。屋外でア
ンケート調査などの頼み事をした場合、天候が悪いと相手から拒否される確率が各段に下
がる、というものです。ちなみに承諾率が高くなる条件としては、①晴れの日、②気圧の
高い日、③風が吹いている日、が挙げられています。また、晴れていても気温や湿度が高
すぎる日や満月に近い日は承諾率が低くなるという結果が出ています。
カニンガムの調査は実施場所が屋外なので天候の影響を強く受けたように思われます。
不快に感じる環境下では、相手の要求に応じたいと思う確率が下がるのは当然ですよね。
つまり人は何か意思決定をする際、自分が思っている以上に環境の影響を受けていると考
えられます。自分にとって重大な決断をする時は、環境を変えてもう一度考えてみると違
った見方ができるかもしれませんね。