幽霊の正体見たり・・・
今年の夏は本当に暑いですね。私は暑いのが苦手なので早く涼しくなってほしいと日々願っております。さて、夏のイベントと言えば様々なものがありますね。この時期の定番イベントの一つである怪談や肝試しなどをした結果、そこで怖い心霊体験をした方もいるのではないでしょうか?実は心霊体験の中には心理学で説明できる部分があり、その点について今回は話しさせていただきます。
どこにでもあるコンセントの写真ですが、なぜか人の顔に見えてきませんか?
実はこれは『シュミラクラ現象』と呼ばれており、逆三角形に点が三つ並んでいると顔に見えてしまうという錯覚を意味しています。
自然にあるものなのに何気ない時に顔のような部分を発見して驚いてしまうという体験は、こういった現象が影響していると考えられます。
また、目で見たものや耳で聞いたものに対して、普段からよく知ったパターンを本来そこに存在しないにも関わらず心に思い浮かべる『パレイドリア現象』という心理現象も影響を及ぼしています。目の錯覚だけに限らないというのが大きな特徴であり、不安傾向が強い人ほど生じやすい現象だと言われています。
心霊現象の多くに上記で述べた心理現象が影響している可能性は高いと思われます。不安を抱えた状態で何気ないものがつい怖く見えてしまうというのは困ったものですが、考えようによっては、人間は『自分自身で恐怖の対象を作り出せる』という変わった特徴を持っているといえるかもしれませんね。