心理士自己紹介⑭
4月から当院に入職した心理士です。6月からは神戸こころのクリニックに配属となります。現在は研修も兼ねて明石こころのホスピタルで外来の仕事をさせて頂きながら、神戸こころのクリニック準備の取り組みなど行き来しています。
クリニックでは、安心して患者さまが来院して下さることができるように日々話し合い、準備を各職員が行っております。また、先日、関係者向けに内覧会を行い6月からのスタートが円滑に進むように、立ち上げに尽力して下さった関係者の皆様とクリニックの設備等の確認を行う時間を頂きました。お忙しい中、足を運んで下さった皆様本当にありがとうございました。
新しく何かを始めるという部分で大変なこともあると思いますが、その分なかなか普段では目にしないような作業も目にすることができ、普段の自分の仕事が本当に多くの方々の頑張りの上で成り立っているということを再確認する良い機会になっています。入職当初から少しバタバタとしていましたが、多くの仲間が丁寧に教えて下さるので安心して働き始めることができており感謝しています。
私は心理職として、教育、医療、福祉の領域をこれまで経験してきました。サポートの対象も乳幼児~成人と幅があり、それに応じて目標や支援方法も様々なものとなりました。いくつかの領域を選択した理由は各々の領域で様々な立場の方たちの取り組みや関わりを通して、少しでも自分の視野を広げ可能な限り独りよがりな関わりを防ぎたいという思いがあったからです。
自分の価値観を一度崩してまた積み上げるという作業の繰り返しはもちろん楽しいことばかりではないですし失敗したなと思う場面も多いですが、たくさんの方々と関わらせて頂くこの仕事を行う上でとても大切なことだと感じています。
今後も日々悩みながら、一つでも多くのものを蓄積させ、それらを良いものとして患者さまと共有することができるように精進していきたいと思います。よろしくお願い致します。