お財布事情
年度末に入りましたが、皆さまは仕事や所用に追われる事なく穏やかに過ごされていますか?この時期は職場や生活環境がガラっと変わる事も多く、それに合わせて送別会などに参加する方も多いのではないでしょうか?場合によってはかなり高額な参加費になる事もあり、ついつい財布の中身を気にしてしまう時もありますよね。そこで今回は『心理的財布』というテーマを挙げる事にします。
心理的財布とはマーケティング用語の一つで、簡単に言うと『人は心の中に金銭感覚の異なる複数の財布を持っている』という事を意味します。例えば、普段は倹約家で10円単位の値段を比較してスーパーを渡り歩く人が、好きなブランド品には惜しげもなくお金を使う場合が挙げられます。つまり、購入する物に対する自分の価値観や状況に合わせて無意識に心の中の財布を使い分けているわけです。
友人、恋人、夫婦関係でよく見られる金銭に絡んだトラブルは、この心理的財布の違いが影響している事が多いかもしれませんね。もし皆さまにとって大切な人と言い合いになってしまった時は、普段は意識していないお互いの心理的財布について話し合ってみてはどうでしょう?それが問題解決の糸口につながったら幸いです。