コンセンサスゲーム(リワークデイケア)
みなさん、こんにちは。
リワークではコンセンサスプログラムをしています。
コンセンサスプログラムは、まずは問題を出します。
雪山で遭難した時とか砂漠に不時着とか。宇宙船大破など、
どれもとんでもない状況ばかりです。
そういう状況で、数個ある所持品の重要度を考え優先順位をつけてもらいます。
まずは自分ひとりで考え、
次はくじ引きで分かれたグループメンバー内でグループ全員の合意
“コンセンサス”で優先順位を決定していきます。
この”グループ全員の合意“が曲者です。
複数の人が合意するには、それなりの技術や時間がかかります。
しかし、そこがコンセンサスの面白いゆえんです。
波風立てず場が上手く回る様、自分の意見を言わなかった経験、ないですか?
ややこしい人と思われない為に心にも無い事言ってしまったり、ないですか?
逆に、「こうに決まっている!」と無理に意見をごり押しした経験、ないですか?
私はもちろんあります
コンセンサスは自分の考えや気持ちを素直に出してもらいます。
安易な妥協は成果を低くしてしまいますので、意見を変えるときは十分納得してから。
グループ内であーでもないこーでもないと話しながら相手の意見を聞いているうちに、
なぜだかしっくりしてきます。
「その所持品、あんなことにも使えるのか!」
「考えた事なかった。○○さんの発想素敵」
納得して自説を変える「快感」も味わえます。
最後に模範解答と答え合わせをするのですが、
自分ひとりで考えた順位よりも、コンセンサスで行った順位のほうが正解率は上がります。
コンセンサスは仕事の場や、普段の生活にも密着しています。
例えば、友人たちと行く海外旅行の行程から、職場の会議に於いて突拍子もない斬新な見解。
それがもしかして会社の窮地を救うかも?などなど。
全員の合意は簡単なものではありませんが、
コミュニケーション次第でそれが可能という事もあるようですね。