リワークプログラム2年を経過して
みなさんこんにちは。
明石こころのホスピタルのリワークプログラムは、
旧明石病院時代の平成24年10月より開始し、今年9月末で、まる2年を経過いたしました。
先日、2年間のデータを振返ってみました。
現在、プログラム中の方を含め、95名の方が利用されました。
その中で、プログラムを修了された方が65%。修了者の復職率が74%となりました。
この数字は、全国のリワークプログラムの平均的な数字です。
これを『低いな』と感じられる方もおいででしょうが、
症状の少し重い方、リワークプログラム自体になじめなく中断した方を含めた数字です。
リワークプログラムの最終的な目的は再休職の予防(症状再発の予防)です。
その効果は、復職してどれだけ勤務が継続できているのか、その期間で表されます。
プログラムが有効であったかどうかを検証するためには、
プログラムを利用せずに復職した人の、就労継続期間の比較をするとわかりやすいです。
リワークプログラムを利用しなかった人の再休職するリスクは、
プログラム利用者に比べ約6倍という研究データも出ています。
当院でも、復職後の就労継続率や期間をどう伸ばしていくかに注目して、
リワークプログラムを改善していきたいと思います。