認知症専門医
認知症専門医とは
認知症専門医とは、日本専門医機構が認める「高齢者のこころの病と認知症」に関する専門医です。
研修について
当院は、日本認知症学会専門医制度および日本老年精神医学会専門医制度における教育施設です。
専門外来・入院病棟・認知症疾患医療センターを有し、資格取得に必要となるすべての研修が可能です。
なお、認知症疾患の鑑別診断のため頭部MRI撮影や脳血流シンチグラフィーが必要な際には、連携病院(明石医療センター放射線科、明石市民病院放射線科)で検査を行います。
| 1年目の研修内容 |
|---|
| ①主訴、既往歴、現病歴、家族歴などを聴取し、一般身体所見、神経学的所見、精神医学的所見、各種臨床検査所見、各種画像診断所見を利用しながら、アルツハイマー病をはじめとする各種神経変性疾患、血管性認知症ほか、さまざまな認知症疾患を診断する。また、身体疾患、精神疾患による認知機能・精神活動の低下を鑑別する。 ②適切な治療計画を立てる。 ③適切な治療を実践する。 ④チーム医療を理解し実践する。 |
| ・認知症の中核症状および行動・心理症状BPSDについて理解する ・認知症に関する基本的な評価尺度・心理検査について理解する ・正常画像解剖を説明できる ・各種画像診断法の撮像原理、適応を理解する ・認知症の原因疾患に関して理解する ・変性性認知症の種類と特徴について理解する ・血管性認知症について理解する ・認知症性疾患の分子遺伝学、生化学、神経病理学を理解する ・認知症に合併しやすい身体症状について理解する ・治療標的とプライオリティを決定する ・合併症の評価とその対応を考える ・薬物治療を行う ・精神療法や心理療法を行う ・作業療法、理学療法、言語療法を導入する ・社会福祉士が行うケースワークを体験し、各患者の様々な社会背景や家庭状況を理解する ・介護体制や公的支援サービスへ配慮し紹介・提案できる ・看護や介護スタッフと共働する |
| 2年目の研修内容 |
| 1年目の研修内容を踏まえて、実践を行いながらさまざまな症例に対応できる臨床力を身につける。 |
| ・もの忘れ外来にて初診患者の診療を経験する ・退院した患者を外来で定期的に診察し、診療計画を立て、治療結果を評価する ・日本認知症学会または日本老年精神医学会に参加する ・内科学会、神経学会、精神神経学会などの関連医学会に参加する |
| 3年目の研修内容 |
| 1年目・2年目の研修内容を踏まえて、外来および入院患者を受け持ち診療する。 |
| ・看護師、作業療法士、理学療法士、言語療法士、心理士など、医療チームの指揮者としての経験を積む ・基本的な知識習得を再確認しながら診療を行う ・症例報告や研究論文の執筆を行い、積極的に学会活動を行う |
ご応募・お問い合わせ
| 名称 | 明石こころのホスピタル (日本認知症学会専門医制度教育施設、日本老年精神医学会専門医制度認定施設) |
|---|---|
| 研修期間 | 3年間のプログラム |
| 研修統括責任者 | 保田 稔 (日本認知症学会専門医・指導医、日本老年精神医学会専門医、日本神経学会専門医、日本精神神経学会専門医) |
| 応募方法 | ホームぺージまたはメール連絡にて(書類選考・面接有り) |
| 問い合わせ先 | TEL:078-923-0877 Mail:s.hamada@akashihp.com (担当:濵田) |

