心理室ブログ

腹が減っては何とやら

 11月に入りましたね。過ごしやすい気候なので個人的にはお気に入りの季節です。さて、皆さまは『人が説得されやすい時間』というものがあるのをご存知ですか?実は、人は食事中に説得されると同意しやすい傾向があると言われています。

 

 上記で述べた効果を『フィーリンググッド効果』と呼びます。大雑把に言うなら「環境の影響で人の気持ちが変化する」という事であり、雰囲気のいい場所で美味しい食事をとる事で交渉の成功率が上がるというわけです。企業が接待に力を入れるのはこの効果を狙っているかもしれませんね。

 

 脳科学的にはそれとは別の視点で説明されています。脳の中の視床下部という部分では人間の様々な欲を司っており、その中には『摂食中枢』という食欲をコントロールする領域があります。摂食中枢のすぐ近くには『怒りの中枢』と呼ばれる領域があるのですが、空腹時にその領域も反応していることが動物実験の結果で明らかになっています。つまり簡単に言うなら『空腹時には攻撃的になる』というわけです。

 

 食事中に説得をする事で得られる効果は、環境の良し悪しによる気持ちの揺れ動き、空腹が満たされる事による攻撃性の低下、の二つが挙げられるのではないでしょうか。皆さまも誰かを説得したい時は参考にしてみて下さい。

お問い合わせ・ご相談はこちら

入院や受信に関するご相談:078-923-0879/ご予約・保険類・処方箋:078-923-2385/入院中の患者様に関するご相談・その他:078-923-0877